9月26日に「macOS High Sierra」が正式リリースされますが、アップデートする前に注意しなければいけない点がいくつかあるのでご紹介したいと思います。
SSD搭載MacはAPFSに自動変換される
まず、SSDが搭載されたMacでは、ファイルシステムが「HFS+」から、「Apple File System (APFS)」に自動変換されてしまいます。
これは、iPhoneなどのiOS 10.2.1からiOS 10.3にアップグレードする時に、iOSでも行われていたことと同じになります。
ファイルシステムが、がらりと変わります。
読み書きの処理がより高速になり、より安全性の高いOSへと進化するわけですが、互換性という問題が生じてくることになります。
また、SSD搭載のMacではファイルシステムがAPFSに変換されるのですが、Fusion DriveとHDD搭載のMacの場合は、APFSに変換されません。
APFSに自動変換するかしないかは自分で選ぶことはできず、上記の法則にしたがって変換されるかされないかが決定されます。
SSDの場合はAPFSに自動変換され、Fusion DriveとHDDの場合は変換されず、HFS+のままとなります。
APFSの互換性
APFSに変換されたファイルを読み書きできるのは、APFSでフォーマットされた他のMacか、macOS High Sierraを搭載したMacとなります。
HFS+でフォーマットされていても、macOS High Sierraを搭載していれば、互換性があるということになります。
ただし、HFS+でフォーマットされていて、High Sierraを搭載していないMacでは、APFSでフォーマットされたファイルを読み取ることはできません。
この辺りに注意が必要です。
APFSとFileVault
FileVaultボリュームは、暗号化されていないボリュームと同様に、HFS+から APFS に変換されます。
APFSとBoot Camp
Boot Campは、High Sierraとの互換性はありますが、APFSフォーマットのボリュームを読み書きできません。
これは、Boot Campのドライバが、まだAPFS形式のファイルをサポートしていないためです。
その他、詳しくは下記のアップルのサポートページを御覧ください。
macOS High Sierra の APFS の導入準備を進める – Apple サポート
まとめ
macOS High Sierraでは、ファイルシステムの変更があり、仕様にも変更があるので、自信の利用方法によって、アップデートするかしないかをよく考えてからアップデートした方がよさそうですね!
それではみなさん、良いMac LIFEを!(^_^)/