M1 MacにARM版 Windows 11をインストールした【Parallels Desktop for Mac】

これまでのIntel版Macでは、BOOT CAMPという機能によってMacにWindows 10をインストールすることが可能でした。しかし、Windows 11はBOOT CMAPをサポートしないために、Intel版MacでもBOOT CAMPを使った方法でのWindows 11のインストールは基本的には不可能となっています。

また、M1/M2 Macでは、BOOT CAMPの機能はなくなり、CPUもARM系のCPUへと変わったため、Intel版のWindowsをインストールすることはできません。

そこで登場してくるのがM1/M2 MacにもWindows 11のインストールを可能とする仮想ソフト「Parallels Desktop for Mac」です。

前述でM1/M2 MacにIntel版Windowsをインストールすることはできないと述べたですが、マイクロソフトはARM版Windows 11をMacに正式対応すると発表しています。

M1/M2 MacにはParallels Desktopを使い、正式にARM版Windows 11をインストールすることが可能となったということです。

今回はそんなParallels Desktopを使い、M1 MacにARM版Windos 11のインストールを行った方法をご紹介したいとしたいと思います。ちなみにこの方法でWindowsのライセンス認証もちゃんと行うことが可能でした。また、Web上では複雑なARM版Windows 11のダウンロードも、Parallelsのアプリの中でクリック一つで行うことができるので、誰でも簡単にM1/M2MacにWindows 11を導入できるようになっているのではないでしょうか。

ところで、Parallels Desktopは1年間のサブスク型で年額10,400円(月額866円)からの有料アプリとなっています。ただし最初は14日間の無償トライアルが付いているので、その間にアプリの有用性を考慮し、これ良いな!と思ったら購入してもよいのではないでしょうか。ちなみにワタシは最初からいきなり購入しましたが!笑

Parallels におけるMac および Windows の仮想化、リモートアプリケーションサーバー、Mac 管理ソリューション

M1 MacにARM版 Windows 11をインストールした

Parallels Desktopのダウンロード

まずはParallels Desktopのダウンロードを行います。前述の通りARM版Windows 11のダウンロードとインストールもこのParallelsのアプリの中で行うので、実質ダウンロードして準備するものはこのParallels Desktopのみとなります。

Parallels Desktopのダウンロードは下記のページから行うことができます。

Parallels におけるMac および Windows の仮想化、リモートアプリケーションサーバー、Mac 管理ソリューション

▼上記のページを開いて「無料トライアル版をダウンロード」をクリックします。

▼「無償トライアルをダウンロード」をクリックします。

Parallels Desktopのインストール

▼ダウンロードしたファイルをダブルクリックして開きます。

▼「Parallels Desktop のインストール」をダブルクリックします。

▼警告のウインドウが開いたら「開く」をクリックします。

▼「OK」をクリックします。

▼使用許諾契約書を読み「同意する」をクリックします。

▼Parallels Desktopのダウンロードとインストールが始まります。

▼パスワードを求められたらMacの「ログインユーザ名」と「パスワードを入力」し「OK」をクリックします。

Parallels Desktopのファイルアクセスの権限の設定

▼次にParallels DesktopのMacのファイルアクセスの権限の設定を行なっていきます。「次へ」をクリックします。

▼Parallels Desktopが、Macのデスクトップファイルにアクセスできるようにするかを設定します。基本的には「OK」で良いでしょう。

▼先ほどと同様に「OK」で良いでしょう。

▼こちらも同様に「OK」で良いと思います。

▼「完了」をクリックします。

ARM版Windows 11のダウンロードとインストール

▼次にARM版Windows 11のダウンロードとインストールを行なっていきます。「Windowsのインストール」をクリックします。

▼すると自動でARM版Windows 11のダウンロードが始まりました。

▼途中、Macのカメラとマイクへのアクセスを可能にするか聞かれるのですが、ZOOMなどを利用するのであれば「OK」で良いでしょう。

▼ARM版Widows 11のインストールが始まりました。

▼Windowsのダウンロードが完了したら自動的に再起動されます。

Windows 11の開始

▼Windows 11のインストールが無事に完了すると、Windows 11が開始されます。

▼Windows 11のインストールが完了すると下記の画面になります。ウインドウをクリックしてWindowsを開始しましょう。

Parallels Desktopのアクティベート

▼次にParallels Desktopのアクティベート画面が表示されます。Parallelsのアカウントを持っていればそれでサインインします。アカウントを持っていない場合は新しくアカウントを作るか、Apple IDやFacebook IDなどでもサインインすることができます。

▼Parallels Desktopを購入済であればアクティベーションキーを入力し、「アクティベート」をクリックします。または「14日間の無償トライアル」を使用します。

Windows 11の起動

▼Windowsの使用許諾契約書を読み「同意」します。

▼Windows 11のデスクトップが表示されました。

ARM版Windows 11のライセンス認証

Windowsが起動したらライセンス認証を行なっておきましょう。

▼Windowsメニューアイコンをクリックします。

▼「設定」をクリックします。

▼「ライセンス認証を今すぐ実行」をクリックします。

▼「プロダクトキーを変更する」の「変更」をクリックします。

▼「プロダクトキー」を入力し「次へ」をクリックします。プロダクトキーはIntel版Windwos 11のもので大丈夫です。ちなみにワタシはIntel版Windows 8 Proのプロダクトキー入力したのですが、それで無事にライセンス認証することができました。

▼「ライセンス認証」をクリックします。

▼無事にライセンス認証ができました。

日本語キーボードの設定

ParallelsでARM版Windows 11をインストールすると、キーボードの設定がデフォルトではローマ字キーボードの設定になっています。日本語キーボード(JISキーボード)を使っている場合は、キー配列の関係で日本語入力がうまくできないのでキーボードの設定を日本語キーボードに変えましょう。

▼キーボードの設定を変えるには「Windowsメニュー」をクリックします。

▼「設定」をクリックします。

▼左のリストから「時刻と言語」を選択し、右のリストから「言語と地域」をクリックします。

▼「言語」の「日本語」の右にある「三つの点のアイコン」をクリックします。

▼「言語のオプション」をクリックします。

▼「キーボード」の「キーボードのレイアウト」から「レイアウトを変更する」をクリックします。

▼「接続済みキーボードレイアウトを使用する」をクリックします。

▼「日本語キーボード(106/109キー)」をクリックします。

▼「今すぐ再起動する」をクリックし、Windowsを再起動します。

以上でキーボードのキー配列設定が日本語キーボードとなりました。

Windows 11 超高速起動動画

仮想ソフトのParallels Desktopを使っても超高速でWindows 11が起動します。

下記の動画は、Parallels Desktopを使い、ARM版Windows 11の起動からExcelを立ち上げるまでの超高速起動動画となっています。

これだけ高速で起動してサクサク使えるので、Parallels Desktopを使ったWindows 11の使用も全然ありではないでしょうか。

まとめ

今回は、Parallels Desktop for Macを使ってM1 MacにARM版Windows 11のインストールを紹介しました。

Parallels Desktopを使えば、ARM版Windows 11のダウンロードから導入までクリックのみで簡単に行うことができます。

Parallels Desktopは年間10,400円(月額866円)のサブスク型のアプリですが、最初の14日間は無償トライアルで試すことができます。気になっていた方は無償トライアルからWindows 11の動作を試してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、これはARM版Windowsとなっているので、使えないソフトも出てくるかもしれません。そのあたりの確認も含め、まずは14日間の無償トライアルからはじめてみてはいかがでしょうか。

Parallels Desktop for Macは下記のリンクからダウンロードすることが可能です。

Parallels におけるMac および Windows の仮想化、リモートアプリケーションサーバー、Mac 管理ソリューション

それではみなさん、また!

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