Mac「OS X El Capitan」の ”もっさり感” を軽くするたった一つの方法

はじめに

Macの動作を軽くする方法にはいくつかありますが、その中でも「キャッシュをクリアする」や、「不要なソフトを削除する」、「ゴミ箱を空にしておく」、「メモリを解放する」、「PRAMのリセット」、「一度セーフブートで立ち上げてみる」といったやり方などがよく耳にする方法ではないでしょうか。

中には得体の知れない「フリーソフト」を使い、「不要(だと思われる)ファイルを削除してしまう」と言った方法もあるようです。

 

ただ、余程酷使したMacの使い方でなければ、それらの方法を行っても、多くの人は「軽くなった」と感じることは少ないのではないでしょうか。

 

「El Capitan」”もっさり感”の原因

ワタシのiMacはEarly2008と少し古いMacですので、「OS X El Capitan」を入れると少し”もっさり”した感じがありました。

前OSである「OS X Yosemite」から、メニューバーやDockが「半透明」になった事が原因と考えられます。

半透明にするために「GPU」を使用しているのですね。

 

ワタシのiMac,Early2008には一応「Radeon」のGPUが内蔵していまして、「Radeon HD 2400 XT」と言うGPUが内蔵しています。

しかし、GPUメモリは128Mと非常に少ないです。

古いGPUであり、メモリが少ない。これではGPUを使い半透明のデスクトップを表示するだけで動作が重くなるのも納得できる気がします。

 

軽くする「たった一つの」方法

そこで、「半透明」の表示を切り、デスクトップで使われているGPUの使用率を下げる事で、動作を軽くするという方法を試してみました。

 

やり方は簡単です。

4回クリックするだけで設定が完了します(^o^) 

 

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まずは「アップルメニュー」から「システム環境設定」を選択。

 

 

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「アクセシビリティ」を選択。

 

 

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「視覚」の「ディスプレイ」から「透明度を下げる」にチェックを入れる。

 

やり方は以上です。

 

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上の画像が透明度がオンになっていた状態。

下の画像が透明度を下げた状態です。

違いが分かりますでしょうか?

 

まとめ

  • Macはデスクトップの表示にGPUを多く使用しています。
  • ワタシの古いiMacでは、「透明度を下げる」事でGPUの使用率を下げ、アプリの起動やDockに片付ける時のエフェクトなどが軽くなり、”もっさりした感じ”から、”キビキビした動作”に変わりました。
  • 「不要なファイルの削除」などを試しても動作にあまり変化を感じなかった方は、一度試してみて下さい。

 

 もしもこれで「効果があったよ!」と言う方や、「他にこんなことやったら効果があったよ!」と言うやり方がありましたら、是非コメントで教えて下さい(^_^)/

 

 

追記:

ところで、「アクセシビリティ」の設定のところで、「コントラストを上げる」にチェックを入れると、文字やウインドウが”くっきり”した表示になります。

  

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通常の画面。

 

 

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コントラストを上げた画面。

 

文字やウインドウの輪郭が”もやっ”とした表示から”くっきり”したのが分かりますでしょうか?

「コントラストを上げる」にチェックを入れると、「透明度を下げる」にも強制的にチェックが入ります。

この辺りはお好みでどうぞ。

 

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